松本市里山辺のO様邸(弊社社長宅)の建て方が完了しました。
ここ最近は風が強く寒さも厳しいですが、この日は気候も良く絶好の建て方日和でした。
O様邸の構造は総2階です。総2階とは1階と2階の面積がほぼ等しく、壁や屋根がでこぼこすることなくシンプルな四角形の住宅になります。総2階は見た目もシンプルです。意匠性の好みは分かれますが、いい面もたくさんあります。まずはでこぼこが無い分、柱や壁の位置が揃えやすく構造的にバランスが良く強くなります。あとは施工性もよく職人さんたちの造る手間も少なくて済みます。結果断熱工事もしやすく、コストを下げつつ省エネ性も確保しやすくなります。
ここまでの説明ではO様邸の建て方も順調に進みそうでしたが、実際はそうではありませんでした…(笑)
O様邸は屋根がとにかく大変でした。屋根形状には一般的な切妻、片流れ、寄棟など様々あるのですがO様が選んだのは方形屋根。方形屋根とは屋根の頂点が点になる屋根のことです。この頂点の施工が非常に大変でした。(ちなみに十人いた大工さん全員がこの方形屋根は初体験でした。)方形屋根は一般的に社寺仏閣で採用することはあるものの、一般住宅には縁起が悪いという言い伝えもありほとんど見かけません。O様曰く意匠性が好みなことと、建物が密集した分譲地のため周りの家に光が落ちることを考慮してこの方形屋根を選んだようです。
建物や屋根の形状によってメリットデメリットがあります。皆様も是非それらを考慮して建物を選んでみて下さい。